お互い歳を考えて、他人や家族に心配をかけないように自重しましょう!
E1号が医者から言われた酵素は、クレアチンキナーゼ(CK)です。 CKは普通、筋肉内に存在し、クレアチン→クレアチンリン酸を生成する酵素です。 筋繊維が破壊されると、血液中に流出(逸脱)するので、血中CK値は心筋梗塞や筋ジストロフィー などの診断に使われます。 Ei号の場合は、連日の激しい運動で筋肉が破壊されたため、血中CK値が上昇したと考えられます。
(一口メモ:登山と関係がありますが、読み飛ばして下さい(笑)) ちなみに、筋肉中でCKにより作られたクレアチンリン酸は、 ADP→ATP(アデノシン三リン酸) を再生し、自身はクレアチンに戻ります。
ヒトが生きていく上で必要なエネルギーは、全て、ATPが賄っています。 ATPがADPに分解されるときに発生するエネルギーを使つて生きています。 ATPはヒトが食べた栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を分解して、主にミトコンドリアで作られます。 また、造られたATPの2/3は筋肉の運動に使われますので登山には特に重要です(図参照)。 このATPは保存できないので、筋肉ではクレアチンに渡しクレアチンリン酸として貯めておきます。 運動選手の筋肉にクレアチンが多いのはこのためです。必要なときにATPを再生することができます。 (参考までに、私がある登山クラブで、新人登山者向け研修で使っているスライドの一部を添付 しておきますので、読み飛ばして下さい)
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