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エントツ山掲示板

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31901.石鎚山開き・お山大祭(7月1日)  
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 09時46分
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一番隊、仁(玉持の御神像)出発〜  二番隊、智(鏡持の御神像)出発〜 見返遥拝殿で石鎚を拝む


石鎚お山開き大祭は毎年7月1日から10日まで行われ、前日までに成就社へ三体の御神像が運ばれてきております
7月1日にこの御神像を石鎚山頂社へ信者の手によって運び安置し、7月10日に再び成就社へ下す、この10日間が山開きお山大祭の期間となります
(7月11日に成就社から石鎚神社に三体の御神像は帰還されます)

今年は天気予報が非常に悪く、朝新居浜を05時に出発する時は既に雨が降っており気が重かったです
ロープウェイに着くと、いつもは満杯の駐車場は半分も駐車されていませんでした (四国外のナンバーが多い)

私も大雨を覚悟して防水対策をして先達会符も透明のビニールに入れてザックに括り付けていました (鎖場で落ちると危険なので)

07時成就社へ着くと第一組、赤の鉢巻を締めた中予崇敬組合が「仁」(玉持の御神像)と出発する所で気合を入れて境内を練り走っています
地元だけに小さな子供もおりました (ここに赤いクレパス君も居たのですが気が付きませんでした)

10分程して神門を第一組が出ると、今度は第2組、青鉢巻「智」(鏡持の御神像)が本殿で出発式の神事を行っています

本殿は神事で忙しいので見返遥拝殿でお詣りをすると、ちょうどこの時だけ霧が晴れて石鎚山の御神体を拝む事が出来ました

それから、私の様に流れ者の信者は「中予崇敬組合」の窓口で個人情報を書き込み、赤いリポンを渡され神門からの入山を許可されます
この時、先達会符がなければ500円要りますが、私は数年前に取得(お金を5千円払って)しているので無料です

そうこうしている内に第2組、青鉢巻「智」御神像が07時30分境内を練り走った後に出発していきました

第3組「勇」(剣持の御神像)を頂く黄鉢巻の神事が行われるので、隙を見て本殿にお詣りして出発します

第三組の後ろになるともうこの団体は抜く事が出来ず、先行組へ追いつく事が出来ないのです

(続く)

エントツ山

http://entotsuyama.hobby-web.net/ishiduchi-25oyamabiraki.html



31902.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月02日(火) 22時56分
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07時40分神門を入る(神主さんと記念撮影〜) この時期、成就社の近くには提灯が並ぶ 試し鎖を上がると後ろから若者が付いて来た


神門で一礼をし神主さんからお祓いを受ける
写真撮っていいですか?と聞くと勘違いされて記念写真の枠を持ってきて私と神主さんの写真を撮ってくれた  う〜〜ん 何か有難味が無い写真になってしまった

雨は先ほどから止んだが登山道はジュルジュルで良く滑る
この期間だけ大きい提灯が登山道の両側に並ぶ 木々は雨水を受けて活き活きとしている

試し鎖までくると先行の第2組が前社ガ森で休憩している様子だったので鎖禅定をする。あまり事情を知らない若者が二人私の後を追って上って来た

前社ガ森の山頂で霧の合間から西条市や山々を眺める
修験者の法被(はっぴ)を纏った二人組は登山服姿の私に「ここは一体何ですか?」と聞くので石鎚王子社の説明をする (立場が反対じゃん!)

鎖場を下りる時「エライ所に来てしまった!」と怖がっているので足場を教えながら下る

(続く)

エントツ山  

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31903.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月02日(火) 23時28分
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形見の錫杖を持った人   三の鎖で第二組の御神像が上がる  第三組の前に鎖を上がる

三の鎖に着くと第二組がまだ居る。どうも雨で第一組が鎖を上り切っていない様だ。
鎖場で時間がかかるのは、先ず先発隊が綱を持って鎖場を上がって行く。要は上側で一斉にロープを引き上げなければならないから大勢が上がり切るのを待つ時間が長い。次に途中に人間を配置して連絡やコーナリングの手助けをする人が上がる。

その間、御神像は重いので他の人が担いでいたり、担ぎたい人が背負ってみたりして時間を潰す。

立派な錫杖を持った人が居たので話をすると100歳の先輩から譲り受けて15年使っていると言う。私があやかりたいと錫杖に触ると周りの人達も一斉に触って御利益を頂く
歳を取ると誰とでも話が出来る様になるので待ち時間は退屈しない

そしていよいよ御神像を背負った人がロープに引っ張られてタイミングよく岩崖をピョンピョンと飛ぶようにして上がる

雨で岩が滑るのでこの動作はクライミングと違ってリズム感が必要だ
ロープの引っ張り上げに合わせて御神像の担ぎ手は複雑な岩の地形を飛ばなきゃならん

途中で滑って転んでも引っ張り上げられているから直ぐに態勢を整えんといけない  う〜〜ん 若い人しか無理やなあ 

にわか信者一匹狼の私は、既に待機している次の組が鎖場を上がる前に邪魔をしない様にさっさと上がらなければならん
こんな時に背中に差している「先達会符」が印籠の役割を果たしてくれる

(続く)

エントツ山  

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31904.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 09時52分
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二の鎖で先頭の組が上がっている  第二組が待機する(一人が御神像を支える) 09時55分、智の御神像が二の鎖を上がる

トイレがある石鎚避難小屋、休憩所のすぐ上に二の鎖があり第二組が待機している
第三組は結構早く、すぐ後ろに迫って来ているがロープが上に着いて引き上げる準備体制が整うまではどうしようもない
この待ち時間が御神像の担ぎ手の緊張を高める

09時55分やっと第二組が二の鎖をスタートする

(続く)、


  

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31905.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 00時05分
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第三組がロープ準備をする前に上がる  三の鎖で第二組が準備に入る 第三組(剣持の御神像)もやって来た


10時15分 三の鎖場に着くと丁度第一組が上に着いた様だった
それから第二組のロープ引き揚げ準備作業あ始まると雨が降りだした

カメラマンが右手上方でカメラを雨に濡らさない様にしてシャッターを切っている
私はレインコートを出して着たのでなるべくカメラマンの狙っている視角に入らない様にする

10時30分 第三組の御神像も三の鎖にやって来た

(続く)

エントツ山 

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31906.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 00時21分
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第2組(鏡持の御神像)が上がる  第三組と一緒に三の鎖を上がる  山頂には今年も赤いクレバス君が居た〜〜


第二組の準備が整った
見ると介添え役の人が誰も居ない 次の三組からも「大丈夫か?」と声がする
恐らく第二組の最終ランナーは超ベテランの様で平然と一人でゴーサインを待っている

10時31分 足捌(さば)きも見事に「智」の御神像はスルスルと天に昇っていった

すると待ちきれない三組がロープを持って三の鎖を上がり出した
間に割り込むのもどうかと思い下りの鎖を使って上がる

10時45分 弥山に上がると土小屋からの尾根に滝雲がかかり中々神秘的な風景だ

みると赤い鉢巻を締めた赤いクレパス君が居た ・・・ 当然か・・・
去年、三の鎖で御神像を担いだが今年は先導役を務めたと言う

(続く)

エントツ山

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31907.Re: 石鎚山開き・お山大祭(7月1日)
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 00時43分
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弥山で御神像の「拝戴」を受ける  喧噪を避けて天狗岳へ   ホラ貝を持った行者さんが呪文を唱えていた


石鎚神道の特徴として、弥山で直接 御神像を身に受ける「拝戴」という儀式がある

先ず、弥山に信者(崇敬組合)が上がると弥山を練り歩き担ぎ手を胴上げする
一旦頂上社にて御神像を箱からだして年配の先達から背中に御神像を直接当てて気合と神徳を頂く「拝戴」の儀式だ

私もザックを下ろして、今日直接ここに来られない山友を代表して拝戴を受ける
石鎚大神の神徳が皆様に届きますように

その後は静かな天狗岳と南尖峰に行って緑に包まれた石鎚山系を眺める


下のURLは6年前に纏めた石鎚お山大祭の記録です


エントツ山

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31908.Re: 神さんの山 石鎚まとめ
名前:エントツ山    日付:2019年07月03日(水) 13時49分
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石鎚山に担ぎ上げる三体の御神像って何だ? ロープウェー入り口にもお姿がある 見返遥拝所裏から石鎚山


私は石鎚山の山容が好きで毎年何度か足を運んでいる
HPに乗せている様に沢とか岩尾根とか色んなルートで石鎚の自然に触れてきている

そんな石鎚山に敬意を払い「信仰の山」としての姿をこの石鎚に感じる為に7月1日の登拝は欠かせないものだ

白衣に身を包んで御神像を成就社から山頂社へ運び上げる行事はお祭り以上に普段石鎚登山で忘れている自然信仰を垣間見させてくれる
石鎚登拝者は「道者」と呼ばれるので、この期間中 登山者は道者になる訳だ

石鎚信仰でいう神様って何だろう
祭神は「石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)」又の名を「石土毘古命(いわつちひこのみこと)」という神様でイザナミ・イザナギの2番目の子供らしい
ちゅう事はあの天照大神の兄弟分である 凄い! (天照大神のお兄さんらしい)
まあ、一般的には簡単に「石鎚大神」いしづちおおかみ(狼ではない)と呼んでいる

で、この偉い神様は直接行動を起こさない 現総理大臣の様にそれ=神徳を忖度する部下を持っている訳だ
これが今回の主役である三御神像となる

成就社を出発順に説明すると

1番手:「仁」(じん)=玉持の御神像=和魂(にぎみたま)の神様で漢字のイメージ通り家内安全、病気平癒の分野で活躍する 
仏教で言えば薬師如来みたいな・・・

2番手:「智」(ち)=鏡持の御神像=奇魂(くしみたま)の神様で漢字のイメージ通り賢い智慧を持って産業の育成や学業成就の分野で活躍する
仏教で言えば文殊菩薩ってところ?

3番手:「勇」(ゆう)=剣持の御神像=荒魂(あらみたま)の神様でこれ又漢字のイメージピッタシ、悪事を除き勧善懲悪、危機を守護し勇気を鼓舞する分野で活躍(現在では交通安全も担当する)
仏教で言えば不動明王、蔵王権現にあたるかな

元々、修験道時代・神仏混淆時代には石鎚の山頂には「蔵王権現」三体が祀られていたらしいから、この御神像も明治時代の廃仏毀釈政策で石鎚別当が前神寺から石鎚神社にテークオーバーされた中で神道思想に習って急きょ編み出された神様達だと思われる (比較的歴史は新しい)

この神事は氏子により組織された「崇敬組合」がその先頭に立つ
以前は江戸時代からの石鎚講が有ったのだが石鎚本教誕生以来大正4年に「崇敬組合」が誕生した
沢山の崇敬組合がある中で、中予支部、徳島支部、大分支部などが御神像を頂上社へ奉遷=担ぎ上げ=神幸祭=お上り神事に関わっているようだ

今回、赤いクレパスさんに聞いたのだが毎年、御神像を運ぶ担当が崇敬組合の間で順繰りに変わっているとの事。
だから去年黄色の鉢巻を締めて「勇」御神像を背負っていた赤いクレパスさんの中予支部は今回赤い鉢巻「仁」の担当だった。

まあ、宗教の事をあまり突き詰めても神秘性が薄れてくるし矛盾もある
ロマンとはあやふやな物、不可思議な物としてぼかしているに限る

深く考えないでこの面白い神事にどっぷりと浸かれば石鎚の虜となる

エントツ山

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