先日開催されたブロックス大会の会場には、物販のスペースがありました。マテル社が取り扱うカードゲームとボードゲームが、ゲーム説明のボードとともに展示されており、スタッフがルールの説明をしていました。カードゲームでは「ドス」と「ウノフリップ」が販売されており、どちらもウノの兄弟とのことです。 「ドス」は、2という意味で、足して同じ数字になる2枚のカードが出せます。「ウノフリップ」は、カードの両面を使用する珍しいゲームです。 どちらもプレイするとそこそこ楽しいのでしょう。でも新たにプレイするほどでもない感じがします。「ウノで十分やん」と思ってしまいます。近年のウノには、白いワイルドカードやシャッフルワイルドが加わっていますが、なんとなく蛇足に見えます。ゲーマーはエキスパンションが好きなはずなのに、そう思ってしまいます。
「ウノハリーポッター」というカードゲームも同社から出ており、絵柄がハリーポッターになったウノです。ハリーポッター的な特別ルールも加わっており、ちょっと面白そうです。こういうやり方は世俗的ですが、その作品が好きな非ゲーマーのみならず、ゲーマーにも受け入れられるのではないでしょうか。「ウノフリップ」の方向性の方がゲームとしては王道なのでしょうが。「ウノはパーティゲームなのだから、ボードゲーム道を追求することもない」というのがゲーマーの価値観なのかもしれません。
「ゴッズギャンビット」という日本製のカードゲームもウノのバリエーションです。プレイヤーは神々になるというモチーフがあり、特殊ルールが付与されたカードが多くあります。でも、ウノと思ってプレイするとあまり面白くないのです。ブラッシュアップさせるともう少し良くなるかもしれませんが、やはり「ウノで十分」と思ってしまいそうな気がします。超メジャーなゲームをベースにしたゲームを作るのは、わりと難しいようです。
ドス(DOS)、ウノフリップ(UNO FLIP) http://mattel.co.jp/toys/uno/
ウノ ハリーポッター https://www.amazon.co.jp/dp/B079KJLDF2
ゴッズギャンビット(Gods' Gambit) https://boardgamegeek.com/boardgame/160125/gods-gambit
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