マジックザギャザリングのカードは、カード名、イラスト、ルール、ショートストーリーで構成されているという前回の話です。 ショートストーリーは、フレーバーテキスト(Flavor Text)と呼ばれるのが一般的です。それは、ゲームのルールとは直接関係のないそのカードの背景設定などを表現した文章であり、フレーバーとは風味という意味です。
マジックザギャザリング以前に、カードにフレーバーテキストが記されたゲームが存在したでしょうか。ありそうですが、思い浮かびません。マジックザギャザリング以降でも少ないです。「The Hobbit」というボードゲームでは、カードにフレーバーテキストが記されています。数年前のゲームマーケットで、中古ゲームを売る外人サークルでこのゲームを買った際、カードの文章について「フレイバーだから」と説明されたので覚えています。
そうでなくてもカードに記載されるルール文は、プレイヤーにとって重荷であり、言語依存度の高さはマイナス要素とされがちです。文章よりも単語やアイコンで表現する方が好ましいと考えるのが多数派でしょう。 フレーバーテキストはプレイする上では余計なものなので、プレイヤーを混乱させうるというデメリットがあります。フレーバーテキストがあまり使われない理由の1つでしょう。
フレーバーテキスト http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88 「The Hobbit」(2010) https://boardgamegeek.com/boardgame/83629/hobbit
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