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ある日のシラフバックナンバー

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その83「隠れた名曲」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:13
 名曲もあれば隠れた名曲もある。
 荒井由実「卒業写真」は、大抵の人が知っている名曲だ。
 モーニング娘。のアルバム「No.5」に収録されている「「すごく好きなのに・・・ね」」も名曲だと思うのだが、シングルカットされなかったし、B級アイドルグループということもあって世間一般には知られていないので、こちらは隠れた名曲になっている。「埋まらない距離感は感じてた」というフレーズがあるのだが、「距離感」という少し硬い単語が上手い具合にメロディに乗っていてなかなかに秀逸な曲だ。
 そんな、世に沢山ある名曲の歌詞には思わず突っ込みたくなるような隙がある。
 「卒業写真」は、街角で見かけた憧れの人に対する想いを歌ったものだが、「人ごみに流されて変わってゆく私」である自分の事は棚に上げ、「あの頃の生き方をあなたは忘れないで」と歌っている。
 学生時代の理想を社会に出てからも追求するのはとても大変なことだから、あまりそれを強く求めるのは酷な話だ。方向転換してしまってもしかたがないと思う。それを求めることが出来るのは人ごみに流されないで頑張っている人間だけだ。
 「「すごく好きなのに・・・ね」」は、片思いの歌で、相手の男性の方は女性のことをあまり気に掛けていないよう。それでもその女性は男性のことが好き。 
 「がんばってるこの感じ見せたくて真夜中過ぎて電話した」
 というフレーズがあるが、それは相手の男性に迷惑だ。寝ている可能性が大きいぞ。電話で起こされると印象が悪くなるぞ。
 どちらの歌の主人公も相手のことを想ってはいるが、相手のことを考えてはいない。でもまあ、憧れや恋なんてものは一方通行が似合っているからこれでいいのだろう。
 それでもどちらも名曲である。


 2006年9月

その82「オススメweb日記」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:12
 ネット巡りをしていておもしろい日記やブログを見つけるとうれしい。web上にアップする日記は他人の眼が触れることを前提にしているのだから、本当の日記と違ってある程度のユーモアは必要だと思っている。青臭い考えや日々の愚痴を綴っただけの日記は本当の日記の中だけにしておいてほしい。
 数ヶ月前に見つけてからというもの、更新されるのを楽しみにしているブログに、お笑いコンビ、ダイノジの大谷ノブヒコ「不良芸人日記」がある。
 ダイノジの二人が「ぴあ」に連載コーナーを持っていて、そこで、the原爆オナニーズのライブを観に行ったとか書いていたのでちょっと気になり、ホームページを探してこの日記を見つけたのであった。本業のお笑いのことはもちろん、社会的な出来事や、スポーツについても書いているが、音楽についても結構詳しく書いている。なかなかな音楽好きらしく、邦楽、洋楽、メジャー、インディーズ問わずに聴いていて、色々なCDやライブの感想があれこれ書いてあっておもしろい。お笑いの人でここまで音楽好きなのは珍しい。
 音楽の好みも自分と似ていて、文章も前向きなので読んでいていい気分になれる。調子のいいことしか書いてない文章には胡散臭いものを感じるが、大谷氏の文章にはそれを感じない。音楽の力を信じている感じがとても魅力的だ。
 最近は、ライブに行くと、ライブ終了直後に出演者自らが筆記用具つきでアンケートを手渡ししたり、デモCD−Rをタダで配ったりという行為にうんざりする。アンケートなど受付で客に渡すチラシに混ぜてもらえばいい。手渡しされたって書きたくなければ書かない。そうまでしなければ書いてもらえないアンケートなんて意味がない。デモをタダでもらっても、興味を持てなかったミュージシャンのデモなどいらない。せっかく苦労して作ったデモなのだから、例え100円、200円でもいいから値段をつけて販売するべきだ。タダはよくない。
 そんな行為が、自分達の音楽を伝えたい努力というより、メジャーデビューにつなげる為の先行投資のように見えてしまう。それではもうミュージシャンではなく商売人だ。歌えればいいやで終っているやつや、芸術家きどりも困ったものだが、あまりにも先行投資に熱心な商売人ミュージシャンが多いここ最近のライブハウス事情に少しうんざりしている。
 そんな時に大谷氏の文章を読むと、音楽の未来が見えてまだまだやれる気にさせてくれる。いつか、ダイノジのお笑いライブも観てみたい。

 ダイノジのホームページ(PC)
 http://mycasty.jp/dienoji/


 2006年8月

その81「須貝智郎」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:10
 貧乏自慢番組「銭形金太郎」を観ていたら山形の百姓シンガー須貝智郎が出ていた。
 もしかしたらこの人は「ベゴコが生まれたんだ〜♪」という歌を歌っている人なんじゃないかと思い、ネットで検索してホームページを探し、歌を調べてみたらそのとおりだった。
 自分が小学生か中学生の頃、多分、ニュース番組の中の地方紹介のコーナーだったと思うが、牛小屋でその歌を歌っているシーンをテレビで見たことがある。その歌を良いと思ったからではなく、「牛」を「ベゴ」と歌っていたのが印象的だったということで憶えていた。
 そして、今から5、6年前の夏の土曜日、現場仕事の最中、どこからかその時の「ベゴコが生まれたんだ〜♪」が聴こえてきたので、テレビで見た10数年前のことを思い出した。どうやら近くの広場で野外ライブがあるらしく、そのリハーサル中の音だった。「あの時の人がすぐそこに居るのか〜」とは思ったが、仕事中だし、ライブを観たいとまでは思わなかったのでそれっきりにしてしまった。
 そして今日、あの時の人が須貝智郎という人だと知ったのだった。番組では、輸入される野菜や果物の影響により農業での収入はほとんどなく、奥さんの仕事による収入で生活しているとのこと。
 地元山形では「孫」の大泉逸郎よりも有名で、いわゆるローカルヒーローらしい。 
 ライブ活動もなかなかに活発で、すでに11月までスケジュールが入っている。ライブハウスやホールコンサートとかではなく、自分の田んぼ、体育館、小学校、中学校などで行っていて、学校や何かのフェスティバルなどで呼ばれて出向くというのが多いようだ。
 ライブハウスで歌うミュージシャンと違い、ノルマのようなものはないだろうが、ギャラもそんなにないだろう。高田渡のこいのぼりの替え歌「ギャラより高い交通費〜♪」ということであまり残らないだろうから、音楽での収入はほとんどないはず。 
 それでも自分のスタイルで歌い続けられているところは感心する(奥さんの協力が大きいが)。

 須貝智郎のホームページ(PC)
 http://homepage3.nifty.com/tomoo/ 


 2006年7月

その80「グッとくるタイトル」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:00
 タイトルを見ただけでグッときたり、「やられた!」と思わせる曲がある。それは、イントロや、歌い出しの一言を聴いただけで名曲だと確信できる瞬間とよく似ている。そんな、グッとくる曲にブルースを感じる。
 長野にThe Endというソロミュージシャンがいて、彼の持ち歌に「二累打」という歌があるらしい。ネットでサイト巡りをしている時にその曲の存在を知ったのでまだ聴いたことがなく、歌詞すらも分からない。でも、その曲名にとてもシビレた。グッときた。「ヒット」でも、「アウト」でも、「ホームラン」でもなく、「二累打」であるというところに、自分の身の丈を噛み締めるようなブルースを感じた。
 知人のミュージシャンの歌に「見逃し三振」というのがあるが、それも、ただの「三振」でも、「空振り三振」でもないところにグッとくる。
 KANは「愛は勝つ」と歌ったが、三上寛は「負ける時もあるだろう」と歌った。負ける時もあると歌う潔さにこれまたグッときた。
 アルバムのタイトルで一番グッときたのはワッツラヴ?の「本気の馬鹿」。
 まだ聴いたことのない「二塁打」も、タイトルだけでなく、きっと内容もグッとくるようなものだと思う。
 そんな「二塁打」をいつか聴いてみたいと思ってはいるけれど、頭の中で曲に対する期待が大きくなりすぎていて聴くのが恐いような気もしている。


 2006年6月

その79「怪我の巧妙?」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:59
 4月8日の仕事中に足を打撲してしまい、突然の松葉杖生活になってしまった。安静にしていなければならないので出掛ける用事は全て取り止め。今月に限って前売りチケットを買ったライブが3本もあったのに全てパー。何とも。
 18日の自分のライブだけは何とか行ったが、その日以外は地元から出ない日々が続く。ライブも観に行けず、CDも買いに行けない。地元にもCDショップはあるけれど、田舎なのでメジャーの売れ線のものしか扱っておらず、自分の聴きたいCDがない。通販で取り寄せるという手もあるが、せっかくなので遠出が出来るようになるまで買わずに、手持ちのCDを聴き返すことにした。
 不景気で収入が減ったのでCD購入に掛ける金額も減ってしまったのだが、そしたらCDショップの中古コーナーを小まめにチェックするようになり、結局、何だかんだで買う枚数はあまり変わっていないような気がする。
 以前にもこのエッセイに書いたが、買ったCDをなかなか繰り返して聴けず、つまらなかったわけでもないのに、2、3回聴いてそれっきりになっているやつが多い。もっと聴き返すべきだと思い、遠出する時はMDにダビングしてウォークマンで聴くようにしていたが、ついつい最近購入したCDばかりになりがちだった。
 そんな訳で数年間聴いていなかったCDを聴き返している。良いCDは聴き返す度に新たな発見がある。久しぶりに聴いたらそれほどでもなかったかと思うようなCDもあったりするが、それはそれでいい。
 昔買ったCDを聴きながら今の自分の音楽の好みを確かめている。


 2006年5月

その78「PSE法」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:58
 寝耳に水のPSE法。
 2001年以前に作られたPSEマークの付いていない家電製品の売買を禁止するというもので、自分がその法案の存在を知ったのは今年の2月に入ってからだった。リサイクル店は対応に追われ、PSEマークの付いていない家電製品の買い取りを止め、すでに抱えているやつは大安売りで捌いたりしている。一部のリサイクル店では法の抜け穴を突き、売るのではなくレンタルにして対応している。
 その、売買禁止対象となる製品の中にはヴィンテージ物のアンプやシンセサイザーなども含まれていた。これに対して音楽機材と家電製品を一緒にするなという音楽関係者から抗議が起こり、署名運動などによって法案の一部が改正され、一応はヴィンテージ物の売買は大丈夫になったようだ。自分もネット上から署名していたので改正されたのは何より。署名活動をしていた人達によると完全に納得のゆく形での改正ではなかったようだが、少しでも前進したのだからとりあえずは良いと思う。デモなどには参加しないが、署名とかなら今後もしたいと思う。 
 それはそれとして、自分は元々ヴィンテージ物のアンプやシンセサイザーには興味がない。というよりはヴィンテージ物の機材を愛してやまない連中が嫌いだったりする。そういうやつらは大抵昔の洋楽しか聴かず、「昔は良かった、昔は良かった」しか言わない。昔は昔で大事かもしれないが、昔も今も見ることが出来ないやつらとは関りあいたくない。
 「たとえ1万円のギターでもジミヘンが弾いたらジミヘンの音が出るはず」
 と、以前、ローリー寺西が発言していたが、つまりはそういうことだと思う。
 昔の機材は、今では手に入らない良い材料を使っているから確かに良い音がするのだろうが、音はアンプやギターから「出る」のではなく弾いている本人が「出す」ものではないのか。とりあえず手に入るもので何とかするのが腕の見せ所ではないのか。
 自分は、良い音が聴きたいのではなく、良い音楽が聴きたいだけだ。


 2006年4月

その77「mixiと「気分はグルービー」」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:57
 去年の暮れからmixiというコミュニティエンターテイメント・ソーシャルネットワークサイトに参加している。ホームページというよりは自分のコーナーのようなものをサイト内に持てるというもの。先に参加者している人の招待がないと参加できず、そうしないとmixi内の閲覧も出来ないというのが特徴。どこの誰だかまったく分からないままの参加が出来ないので、傍若無人なやからがあまりいないというのが効果的。2ちゃんねるの対極にあるという知人の感想に納得するのであった。
 そんな自分のコーナーと、知人やmixi内で知り合った人のコーナーをリンクのようにつなげることをマイミクシィというのだが、それとは別に、共通の趣味を持つ人達との交流や情報交換を目的にしたコミュニティというコーナーもある。自分や他人が立ち上げたコミュニティに参加したり参加してもらったりしてコミュニケーションを深めてゆくというもの。
 このコミュニティには、音楽、マンガ、テレビ、食べ物、酒、出身地、出身学校などなど、ありとあらゆるジャンルのものがあり、「まさかこのコミュニティはないだろう」というものを検索すると結構あったりして驚かされる。
 「気分はグルービー」という80年代に少年チャンピオンで連載されていた高校生ロックバンドマンガがあり、そのコミックス最終巻でのバンド解散ライブで、主人公のケンジとヒサコが弾き語りで「A PART OF YOUR LIFE」という洋楽の歌を歌うのだが、このオリジナルのミュージシャンを知りたいというのが長年の願いだった。そのシーンの片隅に作詞作曲者の名前と、日本音楽著作権協会の番号が書いてあったので、ネットをやるようになってから色々検索して探してはみたのが自分にはうまく探し出せなかった。
 そんなこんなで約20年。mixiに参加して「気分はグルービー」のコミュニティを見つけ、何気に閲覧していたら、その曲のオリジナルがKRIS&RITAであることを知り、長年の願いがあっさりと叶ってしまった。
 招待がないと参加できないというのに閉鎖的な印象を持っていたけれど、これだけでmixiは素晴らしいと思い直したのであった。
 それはそれとして、この原稿を書くにあたって久々にコミックスを引っ張り出してみたのだが、「グルービー」なのに「グルーピー」と20年間読み違えていたことも発覚したのであった。「気分は上々」と「気分は追っかけ」では大分違う・・・。


 2006年3月

その76「ライブレポート」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:55
 outside yoshino、タテタカコ
 2006年 1月17日 千葉アンガ

 今日のライブを心待ちにしていた。
 地に足のついた歌を歌うタテタカコ。そして、イースタンユースのボーカル吉野寿氏のソロプロジェクトoutside yoshino。それが、タテタカコのアルバム「稜線の彼方へ」の発売記念ツアー「稜線の彼方へ〜関東感情ぶらり旅〜」で千葉に来てくれた。
 6時半の開場を少し過ぎたあたりで店に入る。
 7時5分過ぎにライブスタート。
 前座の後にまずはoutside yoshino。
 前座が終ってステージのカーテンが閉まり、セッティングが終るのをボーッと待っていたら、「すいません、通ります」と、言いながらビールを持った吉野氏が客席からステージに上がって行って驚く。
 しばらくしてライブスタート。
 カーテンが開くと、椅子に座ってセミアコを持った吉野氏が、ギターや脇に置いたドラムカンをスティックで叩くというオープニング。ドラムカンの上にはミニアンプが置いてあり、眼の前の小さいテーブルにはランプとビールと歌詞カードが置いてあった。
 そして、「片道切符の歌」でスタート。
 弾き語りというよりは弾き叫びというような剥き出しのライブ。ソロの時はある程度気楽に歌うのかなと思ったが、バンドの時と同じく力一杯の歌いっぷりに圧倒される。
 曲順は決めていないと言っていたが、さっさと選曲してダレることなくライブは続く。
 ソロ音源の曲だけ歌うのかなと思ったら、所々でバンドの曲も披露。ソロで聴くとまた違った感動がある。「襟裳岬」のカバーなども飛び出した。
 最後に、隠れた名曲「夜の追憶」を歌ってくれたのが泣きそうになるくらい嬉しかった。
 そして、タテタカコ。
 ステージの奥から出てきて深くお辞儀をして電子ピアノの前に座る。すぐには歌わず、ゆっくりと気持ちを整えてから歌い出した。他人の心に素足で踏み込んでくるような真っ直ぐな歌声に、これまた圧倒される。
 2曲歌ってMCを入れてまた2曲歌ってMCを入れてといった律儀なライブ進行。曲が終わると拍手をするのだが、せっかくの真摯な雰囲気が壊れそうでつい遠慮がちなってしまう。
 映画「誰も知らない」の挿入歌「宝石」のイントロが流れるとグッとくる。
 最後の曲を歌い終えると、また深々とお辞儀をして楽屋に引っ込み、アンコールで出てきて2曲歌うとまたまた深々とお辞儀をして去って行った。
 今日は、人の形をした「本気の音楽」を二つ観た。
 そんなライブだった。


 2006年2月

その75「2005年個人的アルバム10選」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:54
1位 怒髪天「桜吹雪と男呼唄」
 R&E(リズム&演歌)。男心満載。「傷跡のバラッド」は名曲。
2位 華村灰太郎「High−Taro」
 突き刺さるハスキーボイスとリズムギター。
3位 bedside yoshino「#1」
 イースタンユースのボーカル吉野氏のソロプロジェクト。宅録。完全家内制手工業。
4位 友部正人「Speak Japanese,American」
 淡々と自分のペースで歌い続けるシンガーソングライター。タイトルソングは痛快。
5位 タテタカコ「裏界線」
 長野県飯田市在住のシンガーソングライター。心にそっと踏み込んでくる歌声。「心細い時にうたう歌」は染みる。
6位 小谷美紗子「adore」
 クールな情念。静かに迫ってくる。
7位 Discharming man「Discharming man」
 元キウイロールの蛯名ケイタが始めたソロプロジェクト。3曲入りのCD−Rではあるが確かな存在感。
8位 オアシス「ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース」
 モンスターバンドの新作。相変わらずのオアシスで問題なし。
9位 Theピーズ「赤羽39」
 40歳目前に出された復活3作目。「耳鳴り」が響く。
10位 高円寺百景「ANGHERR SHISSPA」
 日本プログレシーンの豪腕ドラマー吉田達也氏率いるハイテンションプログレバンド。メンバーが替わる度に新たな展開を重ね、どんどん進化してゆく。

 その他、サンボマスター、山下達郎の新作、ROSSO、三上寛のライブ盤、メルトバナナのシングルコレクションも良かった。


 2006年1月

その74「shane[シェイン] THE POGUES:堕ちた天使の詩」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 21:53
 東京は渋谷の映画館シブヤ・シネマ・ソサエティのレイトショーで「shane[シェイン] THE POGUES:堕ちた天使の詩」を観る。イギリスで結成されたアイリッシュバンド、ポーグスのボーカル、シェイン・マガウアンの半生を振り返ったドキュメント映画で、昔のライブ映像や、現在のシェイン、シェインの両親、恋人、関係者達のコメントで構成されている。デジタルだからであろうか、現在の映像が「世界の車窓から」を思わせるくらい鮮明なので、映画というよりはまるでドキュメント番組を観ているようだった。
 現在のシェインは、愛すべき酔っ払いから愛すべきアル中に変わっていた。だらしなく笑い、口があまり回らず、眼が完全にイッてしまってて、観ていて何度も恐くなった。悲報のニュースが流れるのもそう遠くはないなと思わせる。
 死んでほしくはない。でも、この人はもうこのままでいいだろうと思ったりもする。長年連れ添っている恋人との仲も良好らしいし、喧嘩別れしたバンドメンバーとも和解して、全盛期ほどの力はないがライブもこなし、日々楽しく酔っ払っている。酒でゆるゆると命を削っていることなんかささいなことだと思わせるくらいシェインは幸せそうだ。無理矢理入院させてアル中の治療を受けさせ、少しでも長生き出来るようにさせてやってもしかたないんじゃないかと思う。
 そんなシェインは、有名人ではあるが気軽にパブを飲み歩き、気軽にファンと接するのであちこちで慕われている。道端に寝る男にも慕われ、金をめぐんでやったりもする。札を1枚渡し、少し考えてもう1枚渡し、「えい、持ってけ!」とばかりにもう1枚渡すシーンがあるのだが、最初から3枚渡すのではなく、考えながら1枚ずつ渡していたのが、何だか人間味に溢れていてとても良かった。そして、その後に、照れ隠しで柵にくくり付けてある自転車を盗もうとするシーンも忘れられない。
 今年の来日ライブは行かなかったが、今度来たら絶対行こうと思う。もしかしたらそれがラストライブになるかもしれないからだ。


 2005年12月


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