[ ホームページ ] [ 携帯用URL ]
ある日のシラフバックナンバー

[ EZBBS.NET | 新規作成 | ランキング | オプション ]
iモード&(絵文字)、au対応!ケータイからも返信できる無料掲示板!



その103「久々シオン」  
名前:シラフ    日付:2008/06/05(木) 19:36
 先月、久々にシオンのライブを見た。もう何年ぶりかも思い出せないくらいの久しぶり。へたしたら10年ぶりぐらいかもしれない。アルバムは買っていたが、ここ10年くらいはアルバムを出すごとに渋くなり、楽曲にメリハリがなくなってグッとくるサビが減ってゆくのに抵抗を感じていた。アルバムを聴き返す回数も減り、ライブも今度今度でいつの間にか遠ざかっていた。丸くなったとまでは思わなかったが、自分にとってはちょっと渋過ぎる方向に進んでいた為に、ついつい他のミュージシャンのライブを優先していた。あんまりブルースに行かないでもっとロックしていてほしかった。
 そんなシオンのライブを怒髪天の企画ライブで久しぶりに見た。ギター、ベース、ドラムのみでキーボードもいない少数編成のバンドで、渋いブルースのようなライブになるのかなと思っていたが、バンドの音に乗せて歌うシオンはやっぱりロックだった。ブルースに行っていたと思っていた自分が間違っていた。ライブで出されたものがいつも正しい。シオンは今でもロックだった。その日歌われた、デビューアルバムに入っている「新宿の片隅から」と、最新アルバムに入っている「マイナスを脱ぎ捨てる」は同じ空気だった。あまり聴き返していないここ数年のアルバムも多分同じ空気だと思う。そう思うと久しぶりにシオンのアルバムを聴きまくってみたくなった。シオンの歌には酒とタバコが似合うが、タバコは吸わないので酒を飲みながら聴きたい。酒は好きだけどそんなに強くないので聴いている途中で寝てしまうかもしれないがそれもいいだろう。
 1番好きな歌である「好きで生きていたい」の「選んで暮らしてこれたわけじゃないけど」というフレーズが昔よりリアルに響く。歳を取ってやっと分かることもあるのなら、歳を取るのも悪くはない。


 2008年5月

その102「ライブレポート」  
名前:シラフ    日付:2008/05/03(土) 21:57
 友部正人
 2008年 3月20日 吉祥寺スターパインズカフェ

 東京は吉祥寺にあるスターパインズカフェに友部正人のライブを見に行く。
 店の中に入るとステージにスクリーンが掛けられていた。あまり気にせず席に座ってスタートを待っていると、5時40分頃に場内が暗くなり、スクリーンに映像が映し出される。何かと思ったら、友部さんの新しいアルバム「歯車とスモークドサーモン」の初回特典で付いているDVD「うたの時間」であった。CDは買ったけど、まだDVDの方は見ていなかったので丁度良かった。レコーディング風景とインタビューで構成された内容で、教会などの音の反響が大きい所に機材を持ち込んで録音していたのが興味深く、昔のブルースマンが教会や図書館で録音していたという話を思い出す。
 30分ほどの映像が終わり、スクリーンが上がってそのままライブスタート。まずは友部さんが1人で歌う。
 アルバム発売記念ライブなのだから「歯車とスモークドサーモン」の曲から歌い始めるかなと思ったら「働く人」だった。こういう、ちょっとした肩透かしが友部さんらしい。
 3曲目に歌った「なんでもない日には」は、なんでもない日常を歌っただけの歌で、初めて聴いた時は特になんとも思っていなかったが、今では大好きな曲のひとつになっている。聴けてよかった。
 その後はレコーディングの時のミュージシャンを呼び入れ、新しいアルバムの曲を中心に歌って行く。アルバムに入らなかった新曲なども披露されたが、この曲が次のアルバムに入るとは限らない。友部さんは次々に曲を作るので、アルバムに入らなかった曲が沢山ある。何かを思いついたらすぐ歌にしてしまう友部さんにはミュージシャンというよりシンガーソングライターという言葉が似合う。自分もシンガーソングライターでありたいと思う。
 小一時間ほど歌って休憩後の2部では、ハーモニカとユニークなフリだけで「言葉がぼくに運んでくるものは」を歌う。会場から笑いが起こる。やってみたいことはやってしまう友部さんは後数年で60歳になるとは思えないほど柔軟だ。自分は60近くになってもこういうことは出来ないと思うし、今でも出来ない。
 「サン・テグジュぺリはもういない」で終え、そのままアンコール。
 「6月の雨の夜、チルチルミチルは」と「スピーク・ジャパニース・アメリカ」を歌い、それで終わりの予定だったらしいが、客席からリクエストがあり、新しいアルバムから1曲だけ歌われていなかった「雨は降っていない」を歌って本当に終えた。実は新しいアルバムの中の曲で一番聴きたかった曲だったので嬉しかった。
 友部さんは東京ではバンド編成でやることが多いが、地方などで歌う時はほとんどソロで歌っていると思う。バンドはバンドでいいけれど、やはり友部さんは1人でステージに立っているのが似合っている。自分は腹を括ってステージに立っているソロシンガーの姿が好きだ。友部さんのライブを見るといつも歌い続けるということを再確認するのだった。
 ライブが終って外に出る。予報では、昨日から降り続いている雨は明日まで続くと言っていたが、外に出たら歌と同じく雨は降っていなかった。


 2008年4月

その101「パンク&ハードコア」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:50
 渋谷のシアターNのレイトショーで「ザ・クランプス 精神病院ライブ」、「全身ハードコア GGアリン」の2本立てを見た。
 「ザ・クランプス 精神病院ライブ」は、タイトルどおり精神病院でのライブドキュメント映画なのだが、白黒20分、手持ちカメラのワンショット映像、画質音質悪しといったかなりラフな作り(というより撮ったまんま)。でも、そんなところがパンクっぽいと言えば言えなくもない。
 場所が場所だけに狂喜乱舞のライブなのかなと予想していたが、タイトルに精神病院と入ってなければ、ちょっと変わったノリの客がいるなあと思うぐらいで、そういう所でやっているとは気づかなかっただろう。ポーグスやジェリー・リー・ルイスのライブ映像でも感極まった客がステージに上がってしまうというのを見たことがあるので、海外では結構あることなんだろうという風に納得したと思う。
 ふと、自分はこういった場所や、老人ホームや刑務所の慰問などで歌うことになった時にいつもの自分を見せることが出来るだろうかと考えた。ついつい変に気を使って向こうに合わせた消化不良なライブをしてしまいそうだが、でもきっとそれは向こうに対して失礼なのだろうと思う。いつでもどこでもいつもの自分を歌えるようにしたい。
 「全身ハードコア GGアリン」は、インタビューとライブ映像で編集されたちゃんとしたドキュメント映画。原題は「HATED」。邦題どおり、原題どおりの内容。過激な歌詞、過激な言動、客を傷つけ、自分を傷つけ、自らの汚物にまみれ、挙句の果てにはヘロインのオーヴァードーズで死んでしまう。
 ただのキチガイとも捉えられるが、でも、ライブで暴れてもバンドメンバーを攻撃したりはしないし、間奏中にマイクから離れて客を殴っていても、歌のパートが始まるとマイクに戻って歌ったりするので、一応、音楽を通して何かを伝えたかったのだと分かる。ただのキチガイではない。
 GGアリンの行為は決して褒められるものではないし、ハードコアやパンクが好きだといっても真似をするつもりはない。でも、自分自身を突き詰めようとする姿勢は確かにハードコア。その姿勢は見習いつつも、自分はそれとは違う方向で自分の音楽を突き詰めて行きたい。そうすればいつか何かが見えると思う。
 2作品共色々と考えさせられる良い映画だった。


 2008年3月

その100「100」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:47
 自分のチラシに載せているこのエッセイもとうとう100回目。一応音楽ネタが基本だけど、ネタに困ったら猫の話でも書こうと気楽に思って始めた。最初の頃は常にストックが2、3回分くらいはある状態でやっていたが、インターネットを始めてブログを書き始めるとネタに困り出し、あと10日後には次のチラシを作らないといけないのにエッセイのネタが何も浮かばないというギリギリの時が何度かあった。それでも何とか猫の話は持ち出さずにやってこれた。
 チラシは、28歳で歌い始めてしばらくしてから作るようになったので自分の音楽活動とほぼ同時進行しているということになる。モリダイラ楽器主催のコンテストに出て恥をかき、その後は両国のフォークロアセンターの飛び入りの日で経験を積み、もう3ヶ月ぐらいしたら色々なライブハウスに出てみようかなと思っていたら店のオーナーの病気により突然の閉店(現在は再開している)。あわてて他の店を探し、予定よりも早く他の店に出ることとなった。
 それから色々なライブハウスに出てみた。定期的に出演するようになると、5年後も10年後もその店に出ている自分を想像したりするのだが、なんとなく店のやり方や店員の考え方に違和感を持つと急に嫌になり、次のブッキングの話をうやむやにしてそのまま出演しなくなるということもあった。ライブハウスと出演者の関係というのは結構脆いものだったりする。  
 そして、年上年下男女問わず色々なミュージシャンに出会った。今も付き合いがあるのもいれば、活動状況が変わって疎遠になったやつもいる。音楽を辞めたやつもいれは死んでしまったやつもいる。知人のミュージシャンが音楽活動を辞めてしまうのはとても悲しく、残念だった。何年経っても状況が変わらないまま歳を取ってゆくのはしんどいけれど続けてほしかった。
 自分の状況も良くなる気配はあまりないが辞める気はない。辞めて客席に戻れば楽になるというのは何となく分かるが、自分はこれからも歌いたい歌を作り続けて歌い続けるというあたり前を繰り返してゆきたい。
 音楽をめぐる状況はどんどん変わり、このエッセイを始めた頃は音楽配信なるものがここまで普及するとは思ってもみなかった。古い人間なので、CDやレコードのように物として手元にないというのに抵抗を覚えるが、お手軽だし、レコード会社にしてみれば在庫を抱えなくて済むし、資源問題のこともあるので今後はこれが主流になるのだろう。
 紙もどんどん使われなくなってゆくだろうからチラシという存在も今後どうなるか分からないが出来るだけ続けて行きたい。
 まだまだ書きたいことがあったような気がするけど上手く思い出せないので続きは「ある日のシラフその200」で書くことにします。


 2008年2月

その99「2007年個人的ベストアルバム」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:34
 夜のストレンジャーズ「SOUL ON FIRE」
 MELT−BANANA「BAMBI’S DILEMMA」
 小谷美紗子「Out」
 マーガレットズロース「ぼーっとして夕暮れ」
 The Birthday「TEARDROP」
 ザ・クロマニヨンズ「ケイヴ・パーティー」
 HIVES「ザ・ブラック&ホワイト・アルバム」
 イースタンユース「地球の裏から風が吹く」
 怒髪天「LIFE BOWL」
 レイ・デイヴィス「ワーキング・マンズ・カフェ」
 
 今年買った新譜のCDの中から特に良かったやつを購入順に並べた。 
 夜ストは日本のリアルブルース。
 MELT−BANANAの切れ味変わらず。
 音の固まった小谷美紗子の世界には恐いものなし。
 ズロースのアルバムタイトル曲は「斜陽」にひけをとらない名曲。
 The Birthdayとザ・クロマニヨンズの音楽性はまるっきり違うが、カッコイイという意味では同じ。
 HIVESの新譜はいつもスカッとする。
 イースタンユースには名盤しかない。
 R&E(リズム&演歌)を名乗りつつも怒髪天はやっぱりパンクな1枚。
 レイ・デイヴィスの新譜が今年も出るなんて!
 その他マキシシングルだとDischarming Man「いた」とenvy「abyssal」なども良かった。


 2008年1月

その98「YouTube」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:33
 今さらながらだがインターネットサイトのYouTubeは便利だ。日本も含め世界中の人が手持ちの音楽、CM、スポーツ、テレビ番組など色々なジャンルの映像をアップしていて、検索であれこれ探していると楽しい。
 ちょっと気になった曲があっても、その度にCDを買っていては金がいくらあっても足りない。番組で話題になったシーンがあっても、テレビ局が自分の都合で何度も再放送してくれるわけではない。
 そんな時はとりあえずYouTubeで検索してみる。それで結構見つかったりする。
 Every Little Thing「恋文」がちょっといいかなと思ったが、ELTのCDを定価で買う気にはなれない。中古でシングルが見つかったら買おうかなどと思いつつ検索してみたらPVがアップされていて聴くことが出来た。
 知人が、深夜のテレビで歌っていた岡村靖幸がとても太っていたと強く語っていたのでその映像が見たくなる。岡村は太っていたけどダイエットに成功したのではなかったか。ぴあのインタビュー写真でも普通の体形だったし、誰かと間違えているんじゃないのかと思いつつ検索。そして見つけた「夜のロックスタジオ」という番組の中でキャンディーズ「年下の男の子」を弾き語りで歌う岡村は、ぴあの写真と同一人物とは思えないくらい太っていた。テレビだと太って見えるらしいがそんなレベルではなかった。
 ミドリカワ書房のライブに行った時のエンディングで流れた浜田省吾の曲が印象的だったので、うろ覚えの歌詞を元に調べた曲が「ラスト・ショー」だと分かり、検索したら浜省ファンが固定画像で曲だけアップしてあった。
 著作権のこともあるのですぐに消されてしまうものもあるが、一回でいいから見たかった、聴きたかったというもやもやが解消されるのでありがたい。何の見返りもないのに自分の好きな曲を多くの人に聴いてもらいたいというDJ感覚で映像をアップする人々に感謝するばかりだ。
 自分はパンクやハードコアが好きと言っているわりにはまだまだ聴きが甘いので、日本はもちろん海外の(特に何かと情報の少ない英語圏以外の)気になったバンドを色々検索して聴いてみては厳選しながらCDを買ってゆきたい。


 2007年12月

その97「TOO TOUGH TO DIE」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:32
 東京は渋谷にあるシネセゾン渋谷でラモーンズのトリビュートライブ映画「TOO TOUGH TO DIE」を見る。3年前のラモーンズ映画「END OF THE CENTURY」はバンド内の複雑な事情を暴露した内容だったので賛否両論だったが、自分はあれを見てさらにラモーンズが、ギターのジョニー・ラモーンが好きになった。
 今回の映画は、ラモーンズ30周年記念トリビュートライブ(癌で苦しんでいるジョニーを励ますためのライブでもある)と、ラモーンズやジョニーに対するインタビューを中心に構成された映画で、ラモーンズの演奏シーンはあまり出てこないがこれも間違いなくラモーンズの映画である。
 レッドホットチリペッパーズ、パールジャムのエディ、元セックスピストルズのスティーブ・ジョーンズ、ヘンリー・ロリンズなどなど、色々なミュージシャンがラモーンズの曲をカバーし、ラモーンズやジョニーに対する思い入れを語って行く。いつもの自分の曲ではないからか、力の入れ加減がつかめなくなっているマッチョなヘンリー・ロリンズが微笑ましい。
 映画を見ていて、気難しそうなジョニーではあったが結構友達が多いということに驚かされる。結局、このライブの3日後にジョニーは死んでしまうのだが、ラモーンズが残した影響はまだまだ続くと確信できた。ラモーンズは解散してもラモーンズは終らない。
 ほとんど変わらずに同じことをやり続けて商業的にはあまり恵まれなかったバンド活動ではあったが、それはやはりジョニーが職人気質だったからではないかと思う。決して商売人ではなかった。売れることも考えてプロデューサーにフィル・スペクターを迎え、アルバム「END OF THE CENTURY」を作り、それまでのアルバムと違ってバラエティに溢れたアルバムではあったが、それでも大ヒットにはならなかった。「これしか出来ない」、「これしかやりたくない」というギターを鳴らし続けたジョニーの頑固な職人気質を崩すことは出来なかった。
 自分は、難しいことをやるよりも、シンプルなことをやり続けることの方が大変で大切なことであるとジョニーのギターから教わった。


 2007年11月

その96「PUNK’S NOT DEAD」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:31
 シアターN渋谷で「PUNK’S NOT DEAD」を見る。
 この映画の企画者は、大手企業がスポンサーについた大規模なパンクバンドツアーに対して疑問を持ったことが映画を作るきっかけとのこと。
 アンダーグラウンドの文化で、一般の人からは忌み嫌われていたはずのパンクはいつの間にか市民権を得てしまった。
 「何がパンクで、何がパンクでないのか?」
 映画を見ながら終始そんな疑問が頭を巡った。
 パンクなんてわがままで不器用なやつらがやる音楽で、大衆に受け入れられるような物分りのいいものではなかったはずだ。なのに大ヒットしてしまう。アルバムを何百万枚も売るバンドが出てくる。それは、先が見えないまま続けていたバンドメンバーの地味な努力の結果なのかもしれない。そんなバンドも多いだろう。でも、その中には、何か世渡り上手的な匂いを感じてしまうものもある。派手だけどキャッチーで耳障りの良い楽曲。それ自体は何も悪くはないが、その中にパンクの美味しいところだけかすめ取って金に変える商売人の匂いを感じるものがある。そんなバンドをポップパンクと呼ぶ人もいる。なるほどとも思うが、中には、「ラモーンズは早すぎたポップパンクだ」という人もいる。そういえばとも思う。でも、ラモーンズをポップパンクと呼ばれるバンドと一緒にしたくない。それは、数年前に日本で流行った青春パンクと、ブルーハーツを一緒にされた時に感じる違和感と同じだったりする。
 映画の後半は、SUM41、グッドシャーロット、マイケミカルロマンスなどがパンクなのかどうかということについて色々な人にコメントをもらっているが、結構意見が分かれる。あれもパンクだという人もいれば、あんなのパンクじゃないという人もいる。その人がパンクだと思えばその人にとってはパンクではあるが、それで納得できないのはそれぞれがパンクに対する思い入れがあるからだ。聴いてみて良ければそれでいいとも思うが、それはそれとして、あれはパンクだ、パンクじゃない、というこだわりは持っていたい。 
 若手から大御所まで色々なミュージシャンや関係者がパンクについてコメントしてゆく。そんな中で自分が一番印象に残ったのは、パンクは、「短くて 速くて 挑戦的で 本気だ」というコメントで、特に最後の「本気だ」に強く魅かれる。
 自分は本気のパンクロックが好きだ。


 2007年10月

その95「飛び入りライブとブッキングライブ」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:30
 飛び入りライブは、1組2、3曲、持ち時間10分、15分くらいで色々なミュージシャンを見られるのが楽しい。飛び入りなので参加者はソロの弾き語りがほとんどではあるが、ギターの弾き語り、ピアノの弾き語り、オリジナルの人、コピーの人、元々ソロの人、バンドのボーカルだけど飛び入りなどではソロで歌う人などなど、思ったよりも色々で意外と飽きない。ブッキングライブでコピーの人やコピーバンドと対バンだと意味ないなあと思うが(とは言うもののミッシェルガンエレファントのコピーバンドと対バンした時は結構感激してしまったが)、飛び入りだとコピーはコピーで楽しめる。その人が影響を受けたミュージシャンが自分も好きなミュージシャンだったりすると親近感が湧く。普段はオリジナルだけど飛び入りの時はコピー中心で歌うというメリハリをつけている人もいる。逆に、作ったばかりの曲を飛び入りライブで試すという人もいる。
 時々、持ち時間のことも考えず、選曲もステージに上がってから決めるというダラダラとしたライブをする人がいて、ブッキンクライブで対バンしたり、客として見に行った時にそういう人がいると不愉快に思うが、飛び入りだったら時間が短いのでそれなりに許せる。でも、あくまでもそれなり。個人的に、PAに向って「(持ち時間)あと何分ありますか?」なんて聞く行為は信じられない。
 自分も含め、多くのソロミュージシャンはなかなか客が呼べなくてノルマがきついという問題を抱えていると思うが、飛び入りライブだとあまりそういうことを気にしなくていいので精神的に楽ではある。精神的に楽だからということで飛び入りライブや、ノルマもなく、店の人も集客やライブ内容についてあまりうるさく言わない店ばかりを狙って出ている人もいる。自分は、そういう連中をハイエナミュージシャンと呼んで嫌っている。ああはなりたくないと思う。そういう人も、以前はノルマを払ってがんばっていたけれど、何年経っても状況が変わらないものだから嫌気がさしてしまい、ノルマを払うなんておかしい、海外ではノルマがないのが当たり前などと、客を呼べない自分を棚に上げて不平不満ばかり言うようになってしまうようだ。うるさく言わない店にはそういう連中が集まっているようなので、自分はあまりそういう店には出ないことにしている。店がなくなって一番困るのはミュージシャンなのだから、客が呼べないのだったらせめてノルマくらい払うべきだ。もちろん湯水のように金があるわけではないのであまりノルマの高い店には出られないし、その中にはボッタクっている店もあるのでそこいら辺の見極めはしっかりしたい。
 飛び入りライブ、ブッキングライブ、今後もバランスを取ってやって行きたいと思う。


 2007年9月

その94「一期一会」  
名前:シラフ    日付:2008/04/12(土) 22:28
 先月、神奈川県の向ヶ丘遊園にあるライブハウスIMUで歌った。
 IMUで歌うのも神奈川で歌うのも初めて。自分が定期的に出ている東京は高円寺のペンギンハウスで働いていたPAの沢田さんがIMUに移り、その縁での出演となった。
 向ヶ丘遊園は、自分が住んでいる千葉の東船橋からだと近くはないけれど、遠征というほど遠くもない。距離的には微妙だが何かしらやりがいがあるなら今後もお世話になろうかなと思っていた。だが、残念ながら7月22日で閉店してしまった。対バンした出演者に色々聞いたら、去年まではノルマもチャージもない店だったとのこと。今年からシステムが変わってノルマがあるようになったらしい。ノルマがあるようになったから出演者が減ったのか、ならば去年まではスケジュールも埋まっていて賑わっていたのかと聞くとそれほどでもないとのこと。飲食料金だけでライブハウスをやってゆくのは難しいと思うので、多分、オーナーが他に仕事を持っていてその利益で店を回していたけれど、その仕事がうまくいかなくなったからやっていけなくなったといったところだろうか。何にせよ自分にはどうすることもできない。歌いに来る用事がなければもう向ヶ丘遊園に来ることはないだろう。一度きりの街。そう思うと何とも感慨深くもの悲しいものがある。その日は雨だったのでよけいにそう感じた。去年、知人の芝居を見るために西部池袋線椎名町駅で降りたが、その時も同じことを思った。
 沢田さんは今後どうするのかまだ決めていないらしいが、沢田さんとはなんとなくまた会えるような気がする。でも、馴染みのライブハウスで働いていたけれど辞めてしまったスタッフや、結構いい歌を歌っていたけれどいつの間にか店のスケジュールに載らなくなってしまったミュージシャンとは大抵それっきりだ。ネットで名前を検索しても出てこないので、店を変えたのではなく歌うのを辞めてしまったようだ。何とも残念だがそれぞれの事情があるのでしかたがないのかもしれない。
 何にせよ、せめてもう少し一期一会を大切にしようかなと思った。


 2007年8月


ページ: |< << 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 >> >| 

無料アクセス解析

アクセス解析の決定版!無料レンタルで最大100ページ解析!

   投稿KEY
   パスワード

EZBBS.NET produced by InsideWeb