[ ホームページ ] [ 携帯用URL ]
ある日のシラフバックナンバー

[ EZBBS.NET | 新規作成 | ランキング | オプション ]
iモード&(絵文字)、au対応!ケータイからも返信できる無料掲示板!



その163「APRIL FOOL FOR YOU」前編  
名前:シラフ    日付:2013/06/09(日) 09:14
 2013年4月1日。
 東京は新宿のライブハウス新宿ロフトで行われる大江慎也と向井秀徳アコースティック&エレクトリックの2マンライブを見に行った。
 人生初の大江慎也。期待もあったが「体調の方は大丈夫なのか?」という思いの方が大きかった。
 7時15分頃にロフトに入る。誰が大江ファンで誰が向井ファンかはっきり分かる感じ。やはり大江ファンの方が平均年齢は上。
 7時40分頃にライブスタート。
 まずは向井秀徳アコースティック&エレクトリック。
 ナンバーガール時代は何度か見ているが、ZAZEN BOYSになってからはまだ見ていなかったのでかなり久しぶり。今日のソロ名義のライブも初めて見る。
 ソロの時はどういう選曲になるのだろうと思いつつ1曲目を聴く。オリジナルなのは分かったがZAZENの曲なのかソロ用の曲なのかは分からず。ZAZENのアルバムは全部持っているけれどあまり聴き込んでいないのもあるのでそこいら辺の判別が出来ない。
 その1曲目が終わると周りの向井ファンから「新曲?」という声が聞こえた。なるほど、聴いたことがないわけだ。
 その後も、テレキャスターを鳴らしつつ、缶ビールを飲みつつ、MCを挟みつつのライブは進む。ナンバーガール時代の曲「鉄風鋭くなって」が聴けたのは嬉しかった。
 1時間ほどのライブの最後はZAZENの1stアルバム収録曲「自問自答」。向井の言語センスに圧倒される名曲。
 10分ほどのセッティングの後、とうとう大江慎也登場。サングラスにシャツの襟を立てたスーツ姿でネクタイはなし。「最近、MCが分かり難いと言われる」とのこと。確かにあまり口が回っていない感じだった。しょうもないギャグに「しょうがねーなー」という笑いが起こったりして意外とフレンドリーな雰囲気。
 後編に続く。


 2013年5月

その162「不意打ちにヘイデン」  
名前:シラフ    日付:2013/05/07(火) 06:22
 不意打ちのように発売されたカナダのシンガーソングライター、ヘイデンのアルバム「US ALONE」。
 デビュー時は日本盤も出ていたが、今は輸入盤のみ。前作同様アマゾンの通販で購入。時間はかかるが一番安い購入方法を選択したら送料込みで1000円ちょっと。輸入盤とはいえその値段で買えてしまうのは良いことなのか悪いことなのか?
 そして聴いた新作は相変わらずの地味なヘイデン節が満載。つぶやくような歌の数々。当人の中ではどうか分からないが、聴く方としては変わっていないという印象。でも、そこがいい。「変わらない」は「進歩がない」ではないと教えてくれる。
 変らないというとラモーンズ。だが、ラモーンズの場合は、ジョニー・ラモーンの「コンセプトは絶対に変えない」という強い意志の元で他のメンバーを押さえつけていたという形だが、ヘイデンのそれはもっと自然体で、「好きな食べ物が変わらないんだから自分の音楽も変わらない」という感じがする。
 ライブは、以前渋谷クラブクアトロで見たことがある。1stアルバム「Everything I Long for」の1曲目の「Bad as They Seem」は咳払いで始まるのだが、ライブの時も咳払いから始めていたのを覚えている。日本盤も出ない状況では来日も難しいのかもしれないがまた来てほしい。単独で無理ならフジロックなどで呼ばれてくれないものか。大型野外フェスは嫌いなのだが(どうしてもミッシェル・ガン・エレファントが見たくて第2回のフジロックは見に行ったことがある)、ヘイデンが出演するというのなら見に行こうと思う。
 そんなことを願いながら「US ALONE」を聴いている。そして、また数年後にひっそりと新作が出るだろう。そして自分は、相変わらずのヘイデンに安心するのだろう。


 2013年4月

その161「ファンとライブと大江慎也」  
名前:シラフ    日付:2013/04/16(火) 15:40
 4月1日に新宿ロフトで、大江慎也と向井秀徳アコースティック&エレクトリックの2マンライブが行われると知り、これはもう絶対見なければ、チケットを入手しなければと即座に思った。
 チケット発売日は駅前のサンクスへ10時の発売時間の5分前に行き、端末機にへばりついて無事チケットを入手。こんな思いをしてチケットを購入したのは実に久々。何はともあれ嬉しい。自分にとってはこれが人生初の大江慎也体験。今から楽しみではある。だが、問題もある。大江は精神的な理由でルースターズを脱退してからソロ活動に入り、近年ではまたルースターズでの活動もしているが、体調に左右されているらしくあまり安定した活動はしていない。やっては休み、やっては休みの繰り返し。とにかく、当日に病欠とかにならないように祈るばかり。
 ナンバーガールは見ていたが、今のZAZEN BOYSも向井ソロも見たことがなかったのでそちらも楽しみ。現役バリバリの向井と、安定した活動が出来ていない大江とでは大きな差が出てしまうと思うが、ライブというのは上手く出来た出来なかったというのが全てではない。自分の音楽と本気で向かい合っている様を見られたらそれだけで感じるものがあるはずだ。時間と金を使ってそこまで見に行くのはそれがあるから、そこに居合わせなければ得られない体感があるからだ。ライブとはそういうものだと思う。2年前に立川談志の落語を初めて見た時もそうだった。病気でボロボロの体調。声は掠れていて聞き取り難いとさえ思ったほど。落語の出来だけなら充分とは言えないのだが、人一倍プライドの高い談志が、思うような落語が出来ないと分かっていながらも高座に上がって今の姿をさらけ出して落語と格闘して見せたその様に自分は大きな感動をもらった。ホールを出て電車に乗ってからもまだ胸が高鳴っていた。
 4月1日の大江に、ルースターズで調子良くやっていた頃のものはないだろう。でも何か、きっと何かがあるはずだ。自分は信じている。
 ファンとは信じることしか出来ない無力な存在なのだ。


 2013年3月

その160「エピックソニー時代のエレカシ」  
名前:シラフ    日付:2013/03/06(水) 21:26
 あのバンドは、あのミュージシャンはあの頃が一番良かったとは言わないようにしているが、エレファントカシマシだけは初期エピックソニー時代が一番良いと思っている。
 エピックからの契約を切られた後、ボーカルの宮本はその時の流行りの音楽を片っ端から聴いて研究し、バンドは路線を変更して売れて行く。ドラマの主題歌にもなり、一時期は高い車も持ち、女優と噂にもなった。今はその時ほどではないだろうが、エピック時代よりは安定した生活だと思う。
 好きなバンドやミュージシャンには売れてほしいと思う。売れて遠くへ行ってしまったなんてケチ臭いことは言わない。自分が良いと思っている人達には良い思いをしてほしい。正当な評価がされてほしい。でも、妥協はしないでほしい。自然と音楽性が変化したのなら良いけれど、売れ線を狙って音楽性を変えるのはカッコ悪い。それは売れないことよりカッコ悪いことだと思う。ロックではない。
 自分は、エレカシがエピックから契約を切られた時、次のレコード会社を探すのではなく、自分達で事務所を作ってレーベルを立ち上げてインディーズでやってゆけば良かったのではないかと思ってしまう。今では、メジャーを経験してノウハウを知り、その後は自分達でやってゆくというパターンが出来ているが、エレカシが契約を切られた頃はまだそういう流れが出来る前だった。インディーなら、何もかも自分達でやらなければならないというのが面倒だが、中間業者がいないのでCDの売り上げなどの利益率が高い(らしい)ので、メジャーでは契約を切られなければならないくらいの売り上げでもインディーでならやっていける。口を出してくる人間も少ないので好きにやれる。テレビやラジオの電波にはあまり乗らなくなるが、エレカシは元々がそうだったのだし、本当のロックはお茶の間には合わない。本当のロックファンは常に満足はしない。もっと何か、もっと良い何か、これもいいけどもっと違う何かを常に探している。自分達で動いている。テレビ、ラジオで流れるものだけで満足はしない。そういう人達が本当のロックを、音楽を支えている。エレカシは、そういう人達を切ったのだ。その罪は大きいと思っている。


 2013年2月

その159「2012年個人的ベストCD」  
名前:シラフ    日付:2013/02/01(金) 20:39
 毎年1月配布のチラシに書いている購入した新譜CDの個人的ベスト10。

クロマニヨンズ「エース・ロッカー」
Temple Book「Temple Book」
Love will tear us apart.
「ALL You NEED Is Love will tear us apart.」
toe「the future is now ep」
Theピーズ「アルキネマ(2007→)」
mouse on the keys「machinic phylum」
The Birthday「VISION」
Clasicks「THREAT OF HUMAN LIFE」
夜のストレンジャーズ「ホームタウンボーイ」
イースタンユース「叙景ゼロ番地」

 購入した順に並べた。
 Temple Bookは無善寺で対バンしたことがあるネキという女性を中心としたバンド。
 Love will tear us apart.は愛知を中心に活動するバンドからメンバーが集まったサイドプロジェクトバンド。今年になってその存在を知り、好きになってCDを手に入れ、機会があったらライブを見るぞと思っていたら解散されてしまった。
 最近は、フリーペーパーの「FOLLOW−UP」で知って好きになるバンドが多い。Clasicksもそのひとつ。
 今年はライブ盤で当たりが多かった。
 遠藤賢司「HYPER ENKEN! HYPER LIVE!」
 キンクス「アット・ザ・BBC」
 平井正也「PON」
 今年出会う新譜も楽しみだ。


 2013年1月

その158「遠征ライブ」  
名前:シラフ    日付:2013/01/13(日) 08:21
 年に数回遠征ライブに行っている。
 初めて行ったのが栃木。それから数年空けて長野、群馬にも行くようになった。長野はネオンホールに年1回。群馬は前橋CoolFoolに約9ヶ月ごとという変なスパンで行くようになってしまった。そのCoolFoolでアンダーソンさんと対バンした縁で、アンダーソンさんとサトチエさんがやっている「虫の音」でも歌わないかと誘っていただき、11月に歌って来た。これで、群馬で歌える場所が2ヶ所になった。
 自分は、都内のブッキングライブでも遠征ライブでも、対バンの人と特別積極的に話そうとはしない。「歌を歌いに来ているわけで、友達を作りに来ているわけではないしな〜」と思っているので挨拶をするぐらいで後は普通にしている。それでも、何かきっかけがあったら喋るし仲良くもなる。それを縁というのだと思う。ミュージシャン同士の付き合いはそれだけでつながればいいと思っている。特に遠征先ではそういう縁を大事にしたい。
 そして、そろそろ新しい遠征先を探そう、来年1月には行こう、と思い、あちこちの店に当たってみた。だが、これがなかなかスムーズに話が進まない。メールで問い合わせても返事がなかったり、出演するには定期的に出ているライブハウスの紹介状がないとダメという店もあった。紹介状を書いてもらえるあてはあるけれど、ダメならダメでいいから歌で判断してくれよと思ったのでその店は断念した(歌でダメと言われたらそれはそれでむかつくけど)。
 そして、やっと連絡がついて出演させてもらえる店が見つかり、さあ日程調整となるが、これまたすんなりとは決まらない。なかなか連絡がないので忘れているのかなと思うほど。とはいうものの、向こうにも事情があったりする。地方の店は毎日ライブがあるわけではなく、土日のみの所も多い。加えて地元ミュージシャンの数もあまり多くないので参加者を集め難く、すぐに日程を決められないというのもある。こちらとしては有給申請を出す都合もあるので日程だけでも早く決めておきたいのだが、そういう事情を考えるとあまりせっ突くのもどうかなと思ってこちらから返事を聞き難かったりもする。
 そんなこんなでなかなか日程を組むのも面倒だが、遠征ライブは楽しいというかやりがいがあるので今後も続けていきたい。


 2012年12月

その157「さらばシアターN」  
名前:シラフ    日付:2012/12/02(日) 11:24
 毎度毎度の渋谷シアターNに、北アイルランドパンク映画3部作「シェルショック・ロック」を見に行った。
 映画は、「シェルショック・ロック」(46分)、「プロデックス−ハーラー」(15分)、「セルフコンシャス・オーバー・ユー」(40分)の順で上映。
 一番の楽しみはスティッフ・リトル・フィンガーズのライブ映像。でも、「シェル・・」の前半で少し出ただけで後はなし。アイルランドのパンクバンドで知っているのはスティッフだけなので残念。ただ、映画そのものはなかなかに見ごたえがあった。
 北アイルランド紛争中でリアルに切羽詰っている中、若者達は宗派が違っていてもパンクロックを介することで交流を持つことが出来たとのこと。ここいら辺が、キリスト教などの強力な宗教を持たない日本人にはなかなか理解出来ない。多分、若者達は宗派の違いでどうのこうのなんて馬鹿馬鹿しいと思ってはいても、上の世代、そのまた上の世代、街の建物や壁、街路樹の根っこにまで浸み込んでいる「信仰」という見えない脅威に対してどうすることも出来ない苛立ちからパンクを求めたのではないかと思う。青臭くても本音を、とにかく本音を、大きな音を鳴らし、大きな声で叫んでくれる。そこに救いがあったのだろうと思う。飢えることもなく、戦争で死ぬこともないのに、それでも何だか納得出来ない日々の中から生まれた日本のパンクとはまた違った憤りが見られる。
 こういう、あまり多くの人の指示は得られないだろうが、とても良質なパンク、ロック、ハードコアのドキュメント映画をシアターNは沢山見せてくれた。ここ5、6年は、見たい映画があって、どこでやっているか調べたらシアターNだったことが多かった。8割くらいはシアターNで見ている。自分にとってはとても大切な映画館で、今後も色々な映画を見たいと思っていたが、残念ながら12月2日で閉館とのこと。多分、シアターNで映画を見るのは「シェルショック・ロック」が最後になるだろう。
 好きな商品が生産終了になったり、好きな店が閉店になったり、好きなバンドが解散したりすると、自分と世の中についてネガティブに思ってしまいがちだが、よくよく考えれば好きなものがなくなってしまうという経験は全ての人がしている。自分だけではない。そして、好きなものは減ってゆくばかりではない。また次の好きなものが出来る。その中にシアターNの関係者が関わっていることを願いたい。
 さらばシアターN。


 2012年11月

その156「BLOODIED BUT UNBOWED(打ちのめされても屈することはない!)」  
名前:シラフ    日付:2012/11/02(金) 21:41
 渋谷のシアターNで「BLOODIED BUT UNBOWED(打ちのめされても屈することはない!)」を見る。77年代にカナダのバンクーバーで起こったパンクムーブメントのドキュメンタリー。
 海外のパンクというと、どうしてもアメリカ、イギリスがほとんどで、自分はカナダのパンクバンドというとD.O.Aしか知らない。この映画を見て、カナダにも様々なパンクバンドがあったんだなと知った。サブヒューマンズはちょっと聴いてみようと思う。
 映画そのものはこの手のロックドキュメンタリー映画によるあるパターン(当時と今の映像と、関係者のコメント)だったのでそんなに刺激的ではなかった。映画の中で演奏された曲も、やはり、アメリカ、イギリスのパンクと比べると楽曲が弱いというかグッとくるフレーズが少なかったというのは否めない。でも、それでも色々と想うところはあった。
 切っ掛けがあって始めるやつがいて、それが広がり、盛り上がる。やがて細分化が始まり、何となく終焉の匂いがし始める。そしたら誰もそれを止めることが出来ず、結局終焉。ブームが去り、一握りの者たちが残り、続けて行く。D.O.Aは今も現役。
 音楽に限らず、どのジャンルでもムーブメントというものはそういうものなのだと思う。続けていれば偉いのか。辞めたり違う道に行ったやつは駄目なのか。自分は続けている人間なので、辞めたり違う道に行った人を残念に思うが、自分でそれを選んだという意味では同じだったりする。
 自分は、パンクが好きだハードコアが好きだと言っても、髪も立てないし、皮ジャンも着ない。破れたジーンズも穿かない。政治的なことに強く関心があるわけでもない。だからそういうことは歌わない。ただ単にサウンドが好きなのかというとそれも違う。そこに込められた荒削りなエネルギーが好きなのだ。このままでは嫌だ、俺はこうだ、という強い想いに魅かれるのだ。
 それが明日の自分に繋がっているのだと思う。


 2012年10月

その155「CDを売って」  
名前:シラフ    日付:2012/10/11(木) 20:50
 もう聴かないであろうCDをディスクユニオンに売るためにCDラックをチェック。今までは、そのバンドにあまり思い入れがなくなっていても、1stアルバムあたりの曲がまだ好きだったりすると1stだけでなく全部のアルバムを残していたが、今回は、そういう場合は1stだけ残すことにした。このCDはちょっと聴いてみてから売るか残すか決めようと思ったやつも、今回は残すことにはならなかった。
 自分は、好きなミュージシャンやバンドが出来ると、とりあえずすでに出ている音源は全部集めてコンプリートしたくなるのだが、中には、集めている途中で「それほどでもなかったかな」と思いながら惰性で集めていた物もあった。そしてやはりそういうものは処分対象になるのだった。
 面白いもので、実家を出て一人暮らしを始めてから購入したCDはほとんど処分対象にならなかった。実家にいた頃と違ってCD購入費をかなり制限しているので、知らないミュージシャンのCDを買う時には出来るだけ後悔のないよう吟味に吟味を重ねてから買っているのだなと気が付いた。実家にいて収入も良かった頃は、ちょっと気になったミュージシャンのCDは値段も見ずにほいほい買っていた。後追いで知ったミュージシャンのCDも全て新品で買っていた。あの時に中古で揃えていたらかなりの金が浮いたはず。そう思うと少し悔しい。
 あの時に買ったCDは外れも多かったが、あの時の懐具合の余裕による勢いで買わなかったら出会えなかったCDもあったので、あれはあれで良かったのだと無理やりにでも思いたい。
 そうしてあれこれ売って得た金をどうするのかと言うと、結局また性懲りもなくCDを買うのだった。


 2012年9月

その154「数年前から思っていたこと」  
名前:シラフ    日付:2012/09/04(火) 08:15
 色々なミュージシャンがいる。二枚目、もしくは二枚目でなくとも清潔感溢れる感じ。綺麗な単語できっと大丈夫的な調子の良い内容の可もなく不可もない歌を一人称ではなく三人称で「僕達は〜」と歌う。ライブハウスで対バンしたり、ライブを見に行った時に目当てのついでで見たりすることがある。昔も今もまったく好みではない。本気なのかもしれないが、自分には嘘くさく見えてしまう。歌が心に残らない。映画「少年メリケンサック」では、「匂わない」、「無臭」と言われている。そのとおりだと思う。対バンへの態度は、誰にでも良い顔をするか、「僕はあなた達とは違うんです」といった感じで誰とも話さず孤高を気取るかのどちらか。へたをすれば自分の出番までどこかに行っていて対バンのライブすら見ない。自分のライブが終わればすぐさま筆記用具付きでアンケートを配る。もしくは、さっさと精算を済ませて帰ってしまう。何だかなあと思う。
 でも、そんな連中には、自分とは違って女性のファン(ただしブス率高し)が軽く10人くらいはついていたりする。「嘘臭せぇ、ケッ!」と、思っていても、固定客がいるというのは羨ましかったりする。
 だが、最近は彼らのようなミュージシャンでも集客に苦戦している。数年前からそう感じていた。色々と楽しいものが増え、人々の好みが分散しているというのもあるだろうし、不景気で経済的余裕もなくなってきているのもあるだろう。なので、人々は本当に求めるものにしか時間や資金を使えなくなっているのだと思う。がんばっているから応援してあげようというのはもう通用しなくなってきているのではないか。中途半端なものは通用しなくなってきているのではないか。可もなく不可もないというのが一番良くないと言われ続けていたことがやっとはっきりしてきたのではないか。
 そろそろ俺の出番だ。
 そう思い込んでやってゆくのです今日この頃。


 2012年8月


ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> >| 

無料アクセス解析

アクセス解析の決定版!無料レンタルで最大100ページ解析!

   投稿KEY
   パスワード

EZBBS.NET produced by InsideWeb