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花 莚

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百首題(まとめ) 百人一首に唱和しよう(専用板まとめ





1776.題詠百首、開催中です 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月26日(金) 10時
古来の和歌の題詠に親しみ、百首題を詠んでみましょう。春・秋・雑は二十題、夏・冬は十五題、恋は十題です。
毎週火曜日頃に二題をお出しする予定です。一題につきお一人様一首とさせて頂きます。締め切りはありません。ある程度歌が集まりましたら、一旦まとめます。
どなたでもご自由に参加下さい。下に各題のスレッドを立てましたので、「返信」にてご投稿願います。

春二十題
立春  椿 残雪 若草 余寒 春山 春野 春雨 遅日 春曙  落花 苗代 春月 春鳥 春夢  晩春花 残春

夏十五題
首夏 時鳥 五月雨 紫陽花 夏花 夏草  夏虫 水辺夏 炎暑  夕立 夏夜 納涼 晩夏

秋二十題
早秋 残暑 朝顔   草花 秋鳥     秋夕 秋果実 秋天象 秋田 秋雨 夜寒  紅葉 暮秋

冬十五題
初冬 落葉 寒草 小春  水鳥  冬星  冬花 寒樹 暖房 冬山 歳暮 待春

恋十題
初恋 忍恋 不逢恋 逢恋 変恋 別恋 久恋 遠恋 寄月恋 寄雲恋

雑二十題


歌を投稿された方は、出来ましたら、他の方の作品についての感想・評などもお寄せ下さい。(批評のみの参加はご遠慮下さい。)



1837.Re: 題詠百首、開催中です
名前:水垣    日付:2008年9月3日(水) 1時
ずっと後ろのほうへ行ってしまったスレッドの題に投稿される場合は、ご自分で新たにスレッドをお立てになってもかまいません(どちらかと言うと、その方がありがたく思います)。または、当スレッドの「返信」をご利用になって下さい。

2679.恋の題詠「久恋」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月26日(金) 10時
「久しき恋」、永いこと続いている(続いていた)恋の心です。
例にあげた源仲正の歌は、子供の時の遊びで告白し、以後ずっと恋し続けている、というのでしょう。

【例歌】
思ふとは摘み知らせてきひひな草わらは遊びの手たはぶれより(源仲正)
思ひつつ経にける年のかひやなきただあらましの夕ぐれの空(新古今集、後鳥羽院)
つれなくて幾秋風を契りきぬ象山(きさやま)かげのまつとせしまに(新続古今集、順徳院)
おさふべき袖は昔に朽ちはてぬ我が黒髪よ涙もらすな(続後撰集、少将内侍)



2681.Re: 恋の題詠「久恋」
名前:写歌    日付:2009年6月27日(土) 8時
みる月に君を思ひて久しかり月に届きぬ世となりにしに


2688.Re: 恋の題詠「久恋」
名前:深草     日付:2009年7月1日(水) 22時
もの見るも聞くをも人に結ひつつ逢はて過きぬる年そ久しき

2678.春の題詠「残春」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月26日(金) 10時
当百首題では、最後の季題となりました。
春の末にあって、残り少ない春の日数を惜しむ心、あるいは春らしい趣のなごりを慕う心などを詠むのが普通です。「暮春」「惜春」という題とおおよそ同じと考えてよいのではないかと思います。六百番歌合に初出する題です。

【例歌】
吉野山花のふるさと跡たえてむなしき枝に春風ぞ吹く(新古今集、良経)
木のもとは日数ばかりをにほひにて花ものこらぬ春のふるさと(新千載集、定家)
ながめやる外山の朝けこのままにかすめや明日も春を残して(玉葉集、京極為子)
岩がくれ咲けるつつじの人しれず残れる春の色もめづらし(永福門院)
行く春も家路わすれよ軒ばまで幾重霞みて山梨の花(正徹)



2680.Re: 春の題詠「残春」
名前:写歌    日付:2009年6月27日(土) 0時
去夜の雨に山に笑ひの形見なく翠滴でて春逝かむとす


2682.Re: 春の題詠「残春」
名前:深草     日付:2009年6月28日(日) 21時
花散りて今は名のみに残る春行方は空の雲にこそ問へ


2684.Re: 春の題詠「残春」
名前:ういろう    日付:2009年6月29日(月) 8時
若草の著く生ひ立つ日の暮れにまだき遙けし佐保姫の袖

2677.春の題詠「立春」2 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月26日(金) 10時
スレッド1

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まとめ(敬称略)
大空に霞の衣干しかけて春来にけらし天の香具山 樂々
切崖の凍み土は春立つ日に潤び石子落ゆる音山路にさやぐ 写歌
明け方の 白き梢は しづまりて 下葉におつる 雪の玉水 修学院
春かすみ年におくれす立ちにけり初日にしるき遠の山の端 深草
沖つ辺の霞の間より東風寄せて波もみどりにゆるむ湊江 ういろう
若草のつまをよすがに敷島の大和し春の立ちにけるかも 招き猫
春立つと聞きて覚めけむ佐保姫や霞の衣の今朝の山裾 海松純

2676.冬の題詠「待春」2 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月26日(金) 10時
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まとめ(敬称略)
冬の日に沢の水皺は陸離たり春の産土ここにあるらむ 写歌
咲かばまた疾しと惜しまむ同じくは春待つ心冬に尽くさむ 海松純
白雪を枕と梅の咲きしより近き春へはなほそ待たるる 深草
白雪とともにわが身はふりぬれど今ひとたびと春を待つかな 樂々

2656.夏の題詠「夏夜」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月18日(木) 2時
枕草子に「夏は夜」とあるように、夏の風情は夜に尽きるとされて来ました。月に短か夜を惜しみ、鵜飼舟の炎に世過ぎの業を思い、闇の中に輝く照射(ともし)の火に命のはかなさを哀れむ。また、梅雨の頃の夜の暗さは「五月闇」と呼ばれて多くの歌に詠まれています。

【例歌】
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらむ(古今集、深養父)
夢よりもはかなき物は夏の夜の暁がたの別れなりけり(後撰集、忠岑)
夕涼み閨へも入らぬうたた寝の夢をのこして明くるしののめ(六百番歌合、有家)
星おほみ晴れたる空は色こくて吹くとしもなき風ぞすずしき(風雅集、京極為子)
いづれ憂き入りぬる磯の夏の夜は見らくすくなき月と夢とに(正徹)



2660.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:樂々    日付:2009年6月19日(金) 21時
有明を見果てぬ夢のなごりにてまだ宵ながらしらむ夏の夜


2661.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:写歌    日付:2009年6月19日(金) 23時
夏の夜は遠花火の音にすずろひて夜戸出してみる山際の空


2662.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:海松純    日付:2009年6月19日(金) 23時
風も涼し真砂の数に散りまがふ月の光は夏の夜の霜
http://www.ij-art-music.com/


2674.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:深草     日付:2009年6月24日(水) 23時
月光り涼しき能登の浦波の寄せて返れは明くる夏の夜


2686.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:ういろう    日付:2009年7月1日(水) 7時
夏月に誘はれ出でてすずろ聞く宵の円居の声ぞ親しき


2687.Re: 夏の題詠「夏夜」
名前:修学院    日付:2009年7月1日(水) 11時
夏の夜の水面に映ゆる篝火の影になづさふ人形の色

2655.夏の題詠「時鳥」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月18日(木) 2時
「春は花 夏ほととぎす 秋は月…」(道元法師)と詠まれたほど、夏の代表的風物として重きを置かれた主題です。やはり百首題に欠かすことはできまいとの思いから、選びました。
万葉集の時代から盛んに歌に詠まれ、中世・近世を通じて愛され続けた鳥です。きわめて特徴的な鳴き声は雨の夜にも聞かれます。冥界から訪れる鳥とされ、また田植を促す鳥とも見なされて、我が国の民俗と切っても切れない縁のある鳥でした。

【例歌】
いにしへに恋ふる鳥かも弓絃葉(ゆづるは)の御井の上より鳴き渡りゆく(万葉集、弓削皇子)
五月雨に物思ひをれば時鳥夜ぶかく鳴きていづちゆくらむ(古今集、友則)
昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山ほととぎす(新古今集、俊成)
神山にゆふかけてなくほととぎす椎柴がくれしばし語らへ(続古今集、後鳥羽院)
うとくなるおのが鳴くねも色みえば青葉の花の山ほととぎす(後水尾院)



2658.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:樂々    日付:2009年6月19日(金) 5時
世の憂きに入らんと思ふ深山より鳴きても出づる時鳥かな
http://park.geocities.jp/gtgwg255/index.html


2663.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:海松純    日付:2009年6月19日(金) 23時
夜をこめて待つより先に時鳥幾たび我と聞くや忍び音


2666.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:ういろう    日付:2009年6月20日(土) 1時
思ひ寝の時は知られで暁の夢の底ひに聞くほととぎす

仕事場を移転しまして、以前よりもなおいっそうほととぎすの声を間近に聞く環境になりました。しかし、その声響く風情を歌にしようと思うと、私の実力ではまだ、31文字に御すことができません。いずれ、夕暮れ時に梅雨空に聞くほととぎすの声のすがすがしさを歌にできたらなあと思っています。


2668.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:写歌    日付:2009年6月22日(月) 9時
さみだれて昏れゆく庭のいぶせきになにせはせはと時鳥啼く


2675.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:深草     日付:2009年6月24日(水) 23時
あくかるる山ほとときす今宵しも待つ夜の数を宿に鳴かなむ


2685.Re: 夏の題詠「時鳥」
名前:修学院    日付:2009年6月30日(火) 10時
紫の花に降りしく朝しぐれささめく外面にほととぎすのこえ

2654.冬の題詠「歳暮」2 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月18日(木) 1時
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まとめ(敬称略)
冬枯れは暮れゆく年のいそぎかな木の間のそらもすみかへりける 招き猫
年の瀬は日に異に喪中の報せあり人を思へば心も暮れぬ 写歌
老いの身は年の暮れこそ悲しけれわが世の春に会はじと思へば 樂々
呉竹の一夜と思へは惜しまるる幸より禍に馴れしこの年 深草
年ごとに鏡の影はうつれどもさてこそ深き大晦日かな 海松純
年果つる大き入日の目に染(し)めば闇路もあかし越えてかゆかむ 水垣
はたやまた年のよるとぞなりにけるふりつむ雪のかさも知られで ういろう

2653.冬の題詠「冬山」2 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月18日(木) 1時
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まとめ(敬称略)
夕茜の岫に西北風(あなし)の風巻くらむ炎舞ふがに雲の飛ぶ見ゆ 写歌
風過ぐる梢のひまに星見えて光さびしき冬の山道 海松純
炭かまの細き煙をひき寄せて雪に静けき八瀬の里山 深草
雪深み岩の懸け道跡絶えて峰に嵐の声のみぞする 樂々

2631.お知らせ 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月7日(日) 20時
皆様、いつもご投稿ありがとうございます。
明日より所用で旅立ち、来週は不在となりますので、出題はお休みさせて頂きます。次回の出題は16日(火曜)頃の予定です。
何卒ご了承下さい。



2633.Re: お知らせ
名前:深草    日付:2009年6月8日(月) 0時
 ご旅中どうぞお気を付けてお過ごし下さい。


2634.Re: お知らせ
名前:招き猫    日付:2009年6月8日(月) 0時
深草様に同じです。いってらっしゃいませ。
よい旅になりますように。


2644.帰りました。
名前:水垣    日付:2009年6月14日(日) 14時
深草様、招き猫様、お気遣いありがとうございました。
無事帰って参りました。
久しぶりに旅らしい旅をして、鬱積していたものを洗い流して来たような気分です。やはり時々は旅をした方が良いですね。

2619.春の題詠「蝶」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月3日(水) 21時
蝶は万葉集には見えず、平安時代は荘子の「胡蝶の夢」に因んだ歌などがちらほら見える程度でしょうか。鎌倉以後、ようやく蝶そのものを主題とした歌が増えてきて、近世には盛んに詠まれるようになり、佳詠も多く見られます。蜆蝶・揚羽蝶などの種名が出て来るのは近代以降のことです。

【例歌】
たづねくるはかなき羽(は)にもにほふらん軒ばの梅の花の初蝶(藤原家隆)
惜しみかねまどろむ夢のたましひや花の跡とふ胡蝶とはなる(小沢蘆庵)
蝶よ蝶よ花といふ花の咲くかぎり汝がいたらざる所なきかな(香川景樹)
うかれきて花野の露にねぶるなりこはたが夢の胡蝶なるらん(蓮月)
夢絶えしうきねの袖か波の穂の朝日にぬれて胡蝶とぶなり(加納諸平)



2626.Re: 春の題詠「蝶」
名前:樂々    日付:2009年6月5日(金) 12時
願はくはやがて覚むべき夢ならで胡蝶となりて花に飽かばや


2632.Re: 春の題詠「蝶」
名前:深草    日付:2009年6月8日(月) 0時
雪間より早わらひ萌ゆる春の野に日かけ誘ひあそふ蝶々


2645.Re: 春の題詠「蝶」
名前:写歌    日付:2009年6月14日(日) 21時
夢のしじま舞ふがに蝶の白き影真昼の庭にあるを見ている


2650.Re: 春の題詠「蝶」
名前:水垣    日付:2009年6月17日(水) 16時
春風のをやみしからに紋白蝶そらのかすみに吸はれてゆくか


2664.Re: 春の題詠「蝶」
名前:海松純    日付:2009年6月19日(金) 23時
ぬばたまの夜は明けぬれど黒揚羽羽に赤々と灯もともしたり


2667.Re: 春の題詠「蝶」
名前:ういろう    日付:2009年6月20日(土) 1時
揚げ雲雀声降る調べをかぎろひの空に記せり蝶の白翅


2671.Re: 春の題詠「蝶」
名前:修学院    日付:2009年6月21日(日) 14時
さやさやとまがきのうへに吹く風のなごりにふるふ蝶のうす羽

2618.春の題詠「春曙」 返信  引用 
名前:水垣    日付:2009年6月3日(水) 21時
「春曙」「春暁」などの題が好まれるようになるのは平安も後期になってからで、やはり枕草子の影響が大きいようです。

【例歌】
霞たつ末の松山ほのぼのと波にはなるる横雲の空(新古今集、家隆)
名もしるし峰の嵐も雪とふる山さくら戸のあけぼのの空(新勅撰集、定家)
見ぬ世まで思ひ残さぬながめより昔にかすむ春の曙(風雅集、良経)
言へばえにあはれぞふかき色見えぬながめをつくす春の曙(烏丸光広)
月影も見し春の夜の夢ばかり霞に残るあけぼのの空(本居宣長)



2636.Re: 春の題詠「春曙」
名前:深草    日付:2009年6月8日(月) 2時
あけほのを松か根枕立ちて見む色音かすめる須磨の浦なみ


2637.Re: 春の題詠「春曙」
名前:樂々    日付:2009年6月8日(月) 20時
しろたへのひれかとぞ見る遠つ人松浦の山の花の曙


2642.Re: 春の題詠「春曙」
名前:写歌    日付:2009年6月14日(日) 12時
曙の橋立の浦赤らびてか黒に小さく浅蜊舟みゆ


2665.Re: 春の題詠「春曙」
名前:海松純    日付:2009年6月19日(金) 23時
夜をこめて花は袂をよそふとも枕より見る春のあけぼの


2673.Re: 春の題詠「春曙」
名前:ういろう    日付:2009年6月23日(火) 23時
夢のうちに明くる眺めや花霞匂ひ立ちたる曙の空


2683.Re: 春の題詠「春曙」
名前:修学院    日付:2009年7月1日(水) 11時
曙のかすみの間より咲きにほふ嵐のあとの白き花影


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